実践性ボルダリング試論

だが、すべて冗談

クライミングシューズのサイジングメモ

2020年11月9日現在。

 

これまでに10足以上はクライミングシューズを履いてきて、おぼろげながらに自分のサイズ感が分かってきた気がするのでメモ。

 

正直サイジングを掴むのに時間がかかったり、失敗したこともあるので自分のなかで「コレだ!」って思えたやつのみ書いている。

 

前提として、

  • 実寸23.7cm
  • ワイズ少し細め
  • 甲若干高め
  • ヒール気持ち細め
  • 足型はギリシャ

基本的には柔らかいシューズをメインで履いていますが、少し攻めたサイジングの方が好き。

 

というか初めは多少キツく感じても何だかんだ快適に履けるようになることが多いのに対して、緩めのサイズ選んで後悔することの方が多いから。

 

基本はメーカー推奨サイズを選ぶけど、攻めたとしても精々ハーフサイズくらい。

 

La Sporitiva マーヴェリンク 

EU36

ジャストサイズ。

伸びる、が攻めるべきシューズではない。

 

旧5.10 ハイアングル

US7

初めは結構痛かったが慣れると快適。

足入れは初めから良った。そこそこ伸びる。

 

Scarpa インスティンクトS

EU37h

足入れ悪いし冗談かよってくらいの激痛に苛まれたが4、5日目くらいで相棒と化した。

あまり人に勧められるシューズではないかもだけど今の自分には欠かせないシューズの一つ。

 

La Sportiva セオリーW's

EU36

ウルトラジャスト。

これ以外のサイズでセオリー履くつもりないし、現在進行形マイベストシューズ。

というか自分の足型に合いすぎている。

そのせいか伸びてるのかどうかよく分からない。

当初から快適に履けた。

最高。

 

La Sportiva ミウラーリブート

EU35.5

メーカー推奨から初めてハーフサイズ攻めてみた。

当初は長時間履くのはしんどかったが、靴がおれに合わせたのか、あるいはおれが靴に合わせたのか、多少マシになってきた。

痛みに耐えつつのエッジングを理解してからは強い味方になった……気がする。

これから長い付き合いになりそう。

 

La Sportiva 旧ソリューション

EU36

足入れ悪っっっ!

試着せずネット注文の弊害。

ただまだならし中なので、これからエースになる可能性も……?

 

 

以上。

 

ほかにはインスティンクトVSR(EU38)やドラゴ(EU37h)も履いたことあるんだけど、いまいちしっくりこない……というかもう少し小さいサイズでも良かったのではないか? と思いリソールする気もあんまり起きていない。

 

正直スポルティバ以外のサイジングは分からない。

 

ただ今回書いたシューズで言うともし二回目を買うとすれば、旧ソリューションはもうハーフ上げても良かったかな……ってくらい。

それ以外は上記のサイジングでしか考えられないと感じている。

 

そもそも今さら旧ソリューション買う人も少ないでしょう。

 

男にしては相当小さい実寸だし、そんなにメジャーな足の形でもないのでアレだが、世の中にはこんな人もいるよ、ってくらいで、多少の参考になれば幸いである。

 

それでは、あなたに良きクライミングシューズライフがあらんことを……。

2020.11.07 御岳にて

御岳でした。

 

本当は昼過ぎまで色んな岩を触るつもりだったんだけど、自分の予定勘違いするアホかましたので実質3時間くらいしか御岳いられないという。

 

目当ての炎一本勝負することに。

 

結果から言うと敗退で、まぁ次行けば登れる感触はあるんだけど、とにかく色々と後悔が残るトライを重ねてしまった。

 

核心(だと思っていた)4手目のマッチは体重を左に寄せればトウがかなり効くことが分かって、3トライ目くらいで止められた。

 

ただこっからどーも集中しきれないで、リップ取りで剥がれるわ、トウ解除ができないわ、とにかく精彩欠きまくって非常によろしくない。

 

だんだん焦りも出て来て3手目取りも安定しなくなってくる始末。

無駄打ちしている間に指が超痛くなってきたし時間もアレな感じになってきたし気持ち切れちゃったしで退散!

 

最近本当に決めきれない日が続くなぁ……。

 

実は今日も連登しようと思ったんだけど、昨日の夜の時点で御岳はけっこう雨降ったようで迷っていた。

 

布団に入った時点では行く気持ち優勢だったのだがぼーっとしているうちに何だか最近クライミング楽しめてないよなぁーとか悶々としちゃって、なかなか寝付けず結局寝坊したんでやめた。

 

なんか最近課題が登りたいのかグレードが登りたいのかよく分からなくなってきた。

 

こんなネガティブなことばっか書くのもアレだし、来週小川山なんで、そこはそんなこと気にせず思いっきり楽しみたいなぁ。

 

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【シューズレビュー】3足目・5足目:Sportiva マーヴェリンク

ライミングシューズ3足目。

 

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さすがに前に買ったソリューション でかすぎるよな……? と気付いてしまったのでセルフ誕生日プレゼントで買った。

 

初代は2019年3月から3、4ヶ月ほど使用。2代目は2019年10月ころから途中リソールを挟み現在もジムシューズとして使っている。

 

フィッテイング

多少のターンイン、ダウントウはしているがそれほど強くはない。

ワイズ、ボリュームも標準的。

間違いなく攻めて履くシューズではないと思う……。

 

初代マーヴェリンクはEU38、2代目はEU36を購入した。

サイズが開いているのは、初代買ったころはまだ自分のサイジングがよく分かってなかったってだけ。

 

実寸23.7cm、若干サイズ細め、若干甲高め、ギリシャ型の自分の足ならメーカー推奨のEU36がジャストだった。

足入れも最初から良好。

ただ踵が細いのでヒールがすこーしだけ横に余る感じがするのだが、ヒールで合わせてしまうとおれの足だとスメア性能が犠牲になる気がする。

 

 

スメアとエッジ

ソールは定番Vibram XS Grip2、厚さは3mmとかなり薄め。

これでノーエッジ搭載と、フューチュラと同じスペックですね。

 

写真の通りちょっと履き込めばもうぐにゃぐにゃ。

ただ爪先の部分は曲がらないので、馬蹄型のシャンクが仕込まれているのだと思う。

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やはり特筆すべきはスメア性能。

ノーエッジなだけあって足裏感覚も良い。自分が何しているかがよく分かるので、ボテにシビアなスタンスで乗り込んでもすっぽ抜ける不安がない。

 

ただあくまで足裏感覚の良さは情報量の豊富さにすぎず、それをどう扱うかはクライマーの力量次第である。

 

P3システムのおかげでダウントウは長く維持され、掻き込み時にも多少のサポートは得られるのだが、そもそもの剛性に乏しいので極端なエッジングには不向き。

基本的に苦手なホールドはかなり少ないシューズだと思うのだが、やはり傾斜についた粒なんかは厳しい。

 

それでも厳しい立ち込みの際でもシューズが負けてしまう感覚はなく、その辺りはさすがSportiva

ただ自分は57kgで、60kg後半の人が履くとまた違った感覚なのかもしれない。

 

 

 

ヒールとトウ

ヒールもトウもやはり柔らかい。

 

ヒールは特にサイドが柔らかく(下記写真の指で持っているところ)、潰してフリクションを稼ぐタイプ。

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しっかりと掛けてしまえばボテにも粒にも乗れる。

逆に適当に掛ければすぐにすっぽ抜けちゃう。

 

そしてさらに掛け方が悪いとたまーに靴が脱げる……そして下手な掛け方をするとカカトがめっちゃ痛いのでマーヴェリンクでヒールフックするときは結構気をつかう……。

 

トウフックに関してはアッパーもトウラバーも薄く柔らかいので、足指の動きを妨げない。

ただしラバー面積自体は広くなく、スリットも入っていないので適当に置いたら勝手に掛かる……なんてことはない。

 

この辺りはヒールと同じで、正しくフックするためには自分でコントロールしなければならないが、ポイントを押さえればどちらも効きは良い。

 

 

全体の感想

総じて素直というか、クライマーに従順なシューズって感じ。

ソールもヒールもトウもこれと言った自己主張をしない。

かといって、クライマーの登りを妨げない。

 

なんかこう書くと強い人向けのシューズなのでは? って感じがするけど、実際には中級者へのステップアップとして履くにも最適なシューズだと思う。

 

良くも悪くも自分の登りがダイレクトに反映されるシューズなので、自分に足りていない部分にさえ気付けば、

あとは創意工夫の余地が広く残されているはずだ。

 

そもそもが極端に苦手な場面のないオールラウンダーな訳で、2足目に勝手損をすることが無いシューズだと思う。

 

今でこそ本気シューズは違うの履いてるけどトレーニング用としては履き続けているし、なんというか、付き合い甲斐のあるシューズだと思う。

 

 

余談1

英語表記は"Maverink"だが、「マーベリック」「マーベリンク」「マーヴェリンク」と色んな発音を聞く。

Sportiva Jalanのページだと「マーヴェリンク」と書かれているので、おれはそれに倣っています。

MAVERINK | 製品情報( クライミング )|LA SPORTIVA スポルティバ - クライミングシューズ・登山靴・トレイルランニング

 

余談2

なぜかカスタム用に白・黒のペンが付いてくる。

酒飲んで気分が良いからって勢いでペイントし始めないようにしよう。

次の日戦時下の検閲ばりに黒塗りするハメになるぞ(体験談)。

 

 

 

2020.10.31 御岳にて

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すっかり間が空いてしまいました。

別にクライミング辞めたとか例のアレに罹患したとかそんなんじゃないです。

 

再開するタイミングを完全に見失っていただけです。

 

登りでいうと最近は外岩ばっかで先週末は御岳に行ってきました。

 

天気も最高でホリデー快速もハイカーの方々でまぁまぁ混んでる。

少し前は余裕で座れたのだが……。

 

もちろんおれは山ではなく岩を登りに来たので、登山口行きのバスの行列を横目に河原へと向かう。

 

 

 

この日の目当てはソフトトラバース。

前回来たときにバラシは済ませたのであとは繋げるだけ。

が! 結構打ってしまった……。

 

リップ手前のカチ取りがどうも安定せず、やばい、人が増えて来た……。

トラバースは岩の占有時間も面積も多いのでなかなか気を遣う。

隣で5Qや3Qやってる方がいるとトライできないし。

 

メンタルクソザコなもので手汗とともに若干の焦りが出て来たが、なんとかカチ取りに成功して、落ち着いてマントルを返す。

 

よっし! 外岩初の初段!

 

 

 カチ取りパートはデッドだと安定しなかったのでヒールで固めて行くムーブを選んだ。

もう少しリーチがあればそのままスタで行けたのだろうけど……。

 

このトラバース、ムーブの選択で難易度が変わる。

(当たり前のこと言ってやがる)

 

全パート正対真っ向勝負で仕掛けると初段の強度はあると思うのだが、いくつか踏めるポイントが有って丁寧に拾ってけばかなり登りやすくなる。

 

初めはスメア重視で柔らかめのセオリーでトライしていたが、ポイントが分かればミウラーでもぜんぜん行けた。

 

まぁ滑る時は何履いてても滑るし……。

 

 

 

しばらく完登の余韻に浸ったのち、まだ10時前ということもあり移動。

 

炎触りにロッキーボルダーへ。

 

炎もこの日で2回目なんだけど、前週の瑞牆のダメージが指に残っていて、完登できる自信もなく、ほんとお触りだけ。

 

ただ指の痛みがあろうがなかろうがなかなか4手目がこなせるイメージが湧かない。

 

左足もっと踏み込んで、思いっきりトウ効かせる感覚なのかな?

 

みんなが次々と登ってサイドワインダーにクラスアップしていくなか、早々に退散。

 

この日は、というかこの日もエゴイストは凄い人数だった。

時折岩の向こうから聞こえる歓声に心の中でナイスを送る。

いつかおれも祝われたい。

 

 

 

ただこのまま帰るのも少し勿体無い気がしていたので、前々から少し気になっていたゴブガリにトライしてみることにした。

 

先に登っているクライマーがいらっしゃったのでご一緒させていただく。

 

岩自体は小ぶりだが、落ちたとき手前にせり出した岩に頭ぶつけそうなのでマットが複数枚あるのはありがたかった。

 

どっかで登りやすい1Qみたいなこと言われてて何となくナメてかかったのだが、意外とフィジカルというか、体幹使わされる内容で楽しかった。

手はどれも良い。

 

2トライくらいでリップまで行けたけど、上部にめっちゃ落ち葉が溜まっていてまさかマントル落ちるとは。

 

そのあとは慎重に身体あげて完登。

 

 

正直降りる方が怖かった。

簡単なのは間違いないが、小ぶりながら楽しいムーブで割と気に入ったかも。

 

まぁこれが外岩初1Qだから偉そうなこと言えないんだけどね……。

 

 

 

ともかく、外岩初の1Q&初段を持ち帰れたのはヨシ。

 

セブン跡地のカフェでひとり祝杯を上げ、満足しながら帰る。

【登攀日記】20.05.11〜20.05.17

20.05.12

レスト

 

20.05.13

中村懸垂 90

ピンチ懸垂10×3

3フィンガー10×10(インターバル10秒)

4フィンガー10×10(インターバル10秒)

懸垂10×3

中村懸垂(追い込み) 40

腕立て伏せ20×5

プランク 120

サイドプランク 左右120秒ずつ

ラン 6.25km/30:58

 

20.05.14

中村懸垂 90

90°デットハング 60

135°デットハング 60

3フィンガー10×10(インターバル10秒)

4フィンガー10×10(インターバル10秒)

懸垂10×3

中村懸垂(追い込み) 40

腕立て伏せ20×5

プランク 120

サイドプランク 左右120秒ずつ

 

20.05.15

中村懸垂 90

ピンチ懸垂10×3

90°デットハング 60

135°デットハング 60

懸垂10×3

腕立て伏せ20×5

プランク 120

サイドプランク 左右120秒ずつ

ラン 12km/58:35

 

20.05.16

レスト

 

20.05.17

中村懸垂 90

90°デットハング 60

135°デットハング 60

3フィンガー10×10(インターバル10秒)

4フィンガー10×10(インターバル10秒)

懸垂10×3

中村懸垂(追い込み) 40

腕立て伏せ20×5

プランク 100

サイドプランク 左右100秒ずつ

ラン 6.25km/30:19

【登攀日記】20.05.04〜20.05.10

20.05.04

懸垂10×6

4フィンガー懸垂10×6

3フィンガー懸垂10×3

腕立て伏せ25×6

プランク 120秒+180

サイドプランク 左右120秒ずつ

ランジ 左右50回ずつ

ブルガリアンスクワット 左右30回ずつ

 

20.05.05

懸垂10×3

4フィンガー懸垂10×5

3フィンガー懸垂10×3

腕立て伏せ20×5

プランク 120

サイドプランク 左右120秒ずつ

ランジ 左右50回ずつ

ラン5km

 

20.05.06

4フィンガー懸垂10×5

腕立て伏せ20×6+50回+30

プランク 120秒+90

サイドプランク 左右120秒+90秒ずつ

ランジ 左右100回ずつ

 

20.05.07

ラン5km

 

20.05.08

中村懸垂 90

3フィンガー10×10(インターバル10秒)

4フィンガー10×10(インターバル10秒)

懸垂10×5

腕立て伏せ30×5

プランク 300

ランジ 左右50回ずつ

 

20.05.09

ラン6.25km

 

20.05.10

レスト

【登攀日記】20.04.27〜20.05.03

20.04.27

中村懸垂 90秒

ピンチ懸垂10回×3

2フィンガー10秒×10(インターバル10秒)

3フィンガー10秒×10(インターバル10秒)

4フィンガー10秒×10(インターバル10秒)

懸垂10回×3

中村懸垂(追い込み) 40秒

腕立て伏せ20回×5

プランク 120秒

サイドプランク 左右120秒ずつ

ランジ 左右50回ずつ

ブルガリアンスクワット 左右30回ずつ

腹筋3分ワークアウト


20.04.28

中村懸垂 70秒

ピンチ懸垂10回×5

2フィンガー懸垂10回×4

4フィンガー懸垂10回×3

腕立て伏せ20回×5

プランク 120秒

サイドプランク 左右120秒ずつ

ランジ 左右50回ずつ

 

20.04.29

ランニング  5km

腕立て伏せ20回×5

懸垂10回×3


20.04.30

中村懸垂 90秒

ピンチ懸垂10回×3

2フィンガー懸垂10回×3

3フィンガー10秒×10(インターバル10秒)

4フィンガー10秒×10(インターバル10秒)

懸垂10回×4

中村懸垂(追い込み) 40秒

腕立て伏せ20回×5

プランク 120秒

サイドプランク 左右120秒ずつ


20.05.01

ピンチ懸垂10回×3

2フィンガー懸垂10回×2

3フィンガー懸垂10回×2

4フィンガー懸垂10回×2

懸垂10回

腕立て伏せ20回×5

プランク 90秒

サイドプランク 左右90秒ずつ


20.05.02

ピンチ懸垂10回×2


20.05.03

懸垂10回×10

腕立て伏せ20回×5

プランク 120秒

サイドプランク 左右120秒ずつ

ランジ 左右50回ずつ

ブルガリアンスクワット 左右25回ずつ

 

やばいね! 左手中指パキったかも知れん!

オーバーワークてあるんだなぁ!

あっでも懸垂くらいならいけるな。プランクやランジは余裕だな! て感じです。

 

そういえばこの一月で1kg増えてましたが、まぁ、1kgなら、、、