実践性ボルダリング試論

だが、すべて冗談

2020.10.31 御岳にて

f:id:warpusk:20201104202117j:image

 

すっかり間が空いてしまいました。

別にクライミング辞めたとか例のアレに罹患したとかそんなんじゃないです。

 

再開するタイミングを完全に見失っていただけです。

 

登りでいうと最近は外岩ばっかで先週末は御岳に行ってきました。

 

天気も最高でホリデー快速もハイカーの方々でまぁまぁ混んでる。

少し前は余裕で座れたのだが……。

 

もちろんおれは山ではなく岩を登りに来たので、登山口行きのバスの行列を横目に河原へと向かう。

 

 

 

この日の目当てはソフトトラバース。

前回来たときにバラシは済ませたのであとは繋げるだけ。

が! 結構打ってしまった……。

 

リップ手前のカチ取りがどうも安定せず、やばい、人が増えて来た……。

トラバースは岩の占有時間も面積も多いのでなかなか気を遣う。

隣で5Qや3Qやってる方がいるとトライできないし。

 

メンタルクソザコなもので手汗とともに若干の焦りが出て来たが、なんとかカチ取りに成功して、落ち着いてマントルを返す。

 

よっし! 外岩初の初段!

 

 

 カチ取りパートはデッドだと安定しなかったのでヒールで固めて行くムーブを選んだ。

もう少しリーチがあればそのままスタで行けたのだろうけど……。

 

このトラバース、ムーブの選択で難易度が変わる。

(当たり前のこと言ってやがる)

 

全パート正対真っ向勝負で仕掛けると初段の強度はあると思うのだが、いくつか踏めるポイントが有って丁寧に拾ってけばかなり登りやすくなる。

 

初めはスメア重視で柔らかめのセオリーでトライしていたが、ポイントが分かればミウラーでもぜんぜん行けた。

 

まぁ滑る時は何履いてても滑るし……。

 

 

 

しばらく完登の余韻に浸ったのち、まだ10時前ということもあり移動。

 

炎触りにロッキーボルダーへ。

 

炎もこの日で2回目なんだけど、前週の瑞牆のダメージが指に残っていて、完登できる自信もなく、ほんとお触りだけ。

 

ただ指の痛みがあろうがなかろうがなかなか4手目がこなせるイメージが湧かない。

 

左足もっと踏み込んで、思いっきりトウ効かせる感覚なのかな?

 

みんなが次々と登ってサイドワインダーにクラスアップしていくなか、早々に退散。

 

この日は、というかこの日もエゴイストは凄い人数だった。

時折岩の向こうから聞こえる歓声に心の中でナイスを送る。

いつかおれも祝われたい。

 

 

 

ただこのまま帰るのも少し勿体無い気がしていたので、前々から少し気になっていたゴブガリにトライしてみることにした。

 

先に登っているクライマーがいらっしゃったのでご一緒させていただく。

 

岩自体は小ぶりだが、落ちたとき手前にせり出した岩に頭ぶつけそうなのでマットが複数枚あるのはありがたかった。

 

どっかで登りやすい1Qみたいなこと言われてて何となくナメてかかったのだが、意外とフィジカルというか、体幹使わされる内容で楽しかった。

手はどれも良い。

 

2トライくらいでリップまで行けたけど、上部にめっちゃ落ち葉が溜まっていてまさかマントル落ちるとは。

 

そのあとは慎重に身体あげて完登。

 

 

正直降りる方が怖かった。

簡単なのは間違いないが、小ぶりながら楽しいムーブで割と気に入ったかも。

 

まぁこれが外岩初1Qだから偉そうなこと言えないんだけどね……。

 

 

 

ともかく、外岩初の1Q&初段を持ち帰れたのはヨシ。

 

セブン跡地のカフェでひとり祝杯を上げ、満足しながら帰る。